【EXCEL】基本機能のテーブル機能とスパークラインを活用し、売上推移が直感的に分かるTIPS

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3.0

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EXCELの基本機能「スパークライン」で売上高推移を半自動で見える化

今回のTIPSでは、EXCEL基本機能である「スパークライン」を活用し、売上動向の推移を半自動で見える化する方法を紹介致します。

売上高推移を眺める課題

各社の売上高推移を眺める時に、成長傾向なのか鈍化傾向なのか横ばいなのか?といった確認を行っていませんか。
顧客数が増えると数字を眺める作業も一苦労になりますね。
そういった時に、瞬時にトレンドが分かる方法があれば便利!という願いを叶えてくれるのがスパークラインです。

スパークラインの使い方

それでは、実際にEXCEL画面を用いて解説致します。
尚、本TIPSで使用しているEXCELは、Office365対応のWindows版を使用しています。
MacOS版の場合、動作が異なる場合があります。
A~G社までの売上高を月次推移でまとめた表を用意しました。
一般的な売上高推移表になります。(情報が少ないですが!)
お手元に下記イメージと同じ用な形式の表があれば、ご用意下さい。

売上高推移のベース

表をテーブル化する

EXCELで数字をまとめたり、同じフォーマットで行を追加していく作業を行う場合、表をテーブル化することが有効です。
今回は、A2:M9範囲を選択肢、メニュータブ:挿入>テーブルをクリックして下さい。
クリックすると下記イメージにあるように、テーブルの作成ポップアップが表示されます。
先頭行をテーブルの見出しとして使用する(M)」にチェックを入れてOKをクリックして下さい。

先頭行をテーブルの見出しとすることで、テーブル作成後の並び替えなどが容易になるメリットがあります。文字列の昇順・降順並び替えやテキスト絞り込み等、便利な機能ですね!

通常範囲をテーブルに変換

テーブル化された表のイメージ

テーブル化されると見出しとなって先頭行にフィルターボタンが付与され、カラーイメージも変更されます。テーブル化されることで以下、行を追加するたびに関数や書式が引き継がれます。
下記表で説明すると、3行目に関数を挿入すると以下4〜9行目にも関数が自動で反映されます。
テーブル化しない場合は、行を追加する度に関数や書式をコピーする必要があり、ミスを引き起こす原因になりますね。
基本的に一定化されたデータ格納はテーブル機能を活用しましょう。

変換されたテーブル

スパークラインを挿入する

次に、売上高推移の動向を見える化するために、スパークラインを挿入します。
まずは、スパークラインを挿入する場所を作成します。
今回は、A列とB列の間に列を挿入し、B列を描画エリアとしました。
B2セルに、「成長曲線」という名称を付与し見出しとしました。
そして、B3セルを選択した状態で、メニュータブ:挿入>スパークライン>折れ線をクリックして下さい。
クリックするとスパークラインの作成というポップアップが表示されます。
ポップアップ内のデータ範囲を入力しましょう。今回はB3セルに描画するデータ範囲は、C3:N3となりますので、入力して下さい。
入力後はOKをクリックするとスパークラインが作成されます。

スパークラインの作成

スパークラインが挿入されたイメージ

無事にスパークラインが挿入されると、B3列に折れ線グラフが描画されました。
正常に折れ線グラフが表示されていれば成功です。
表示された折れ線グラフは、C3:N3範囲に格納されているデータをベースに描画されているので、数字が変更されると折れ線グラフも自動で修正されます。

挿入されたスパークライン

スパークラインを他の行に反映させる

そして、B3セルのスパークラインをコピーして、B4:B9セルにペーストして下さい。
すると、同じ条件でスパークラインが表示されます。
折れ線グラフを眺めて、各社の売上高推移の動向と一致しているかを確認してみて下さい。
こうして描画されたスパークラインを眺めると、A社とC社が右肩上がりの成長をしていることがひと目で分かりますね。

コピーアンドペーストでスパークラインを追加挿入

行を追加することでスパークラインを半自動反映

最後に、A10セルにF社と入力すると、テーブル範囲が拡張されます。
そしてC10:N10セルに売上高の数値を入力することで、B10セルにF社のスパークラインが表示されることが確認出来ます。
こうして、半自動で売上高推移の動向を見える化することが出来ました。

行を追加しても自動反映されていることを確認

最後に

いかがでしたでしょうか。
EXCEL基本機能であるスパークラインを活用することで数字の羅列に意味が吹き込まれましたね。
直感的に数字と向き合えることで新しい発見があるかもしれません。
無味乾燥な数字の羅列に命を吹き込む、EXCELTIPSを今後も紹介していきます。
過去に紹介したEXCEL関係の記事は以下です。
お時間ありましたら是非ご覧下さい!

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