今回のTIPSでは、クラウドファンディングサイトを活用する上で、商品や株式のリターンを得るという本来の使い方意外の活用方法を紹介致します。
皆さんは、クラウドファンディングというとどういったサービスを思い浮かべますか?
最近はクラウドファンディング業界も活況となり、サービスが乱立状態となっています。
吉本興業株式会社が立ち上げた、「FANY Croudfunding」なんかも話題となっていましたね。
クラウドファンディングと言えば、最新のガジェットを先行予約することで安価に購入出来るといった仕組みが一般的です。そこで注目したいのが、「買いたい!」「欲しい!」と思わせる表現方法を自身のビジネスに活かせないかという視点です。
現在、クラウドファンディングサービス事業者は、出品する事業者がより魅力的に映るためのデザインやマーケティング支援をセットで提供することが増えています。
つまり、良いものを作れる人を集めて、しっかりと魅力を伝えることをサービスの提供価値として実現しているということです。
サービス提案資料等を作る上で非常に参考になることばかりですので、同業サービスや同業製品の募集ページは必ずチェックして良い表現方法をキャッチアップするようにしましょう。
魅力的な募集が多いサイトをいくつか紹介致します。
商品・サービス購入型:Makuake
とても有名な「Makuake」ですが、過去最高額は「509,267,400円」となんと5億円オーバーです。カスタマイズポータブル電源「RIVER600シリーズ」が6,098名のサポーターに支援され成立したのですが、とてつもない規模ですね。
参照:https://www.makuake.com/project/river_600/
株式投資型のクラウドファンディング:FUNDINNO
「FUNDINNO」はとてもユニークなクラウドファンディングサービスで、未上場企業へ投資が可能なサービスとなっています。新株予約権(ストックオプション)などを当サービスを通じて購入することが可能となります。
「FUNDINNO」の魅力的な点は、シリーズA以降のある程度成長した企業からのIR情報を受け取ることが可能な点です。一般的に未上場企業のIR情報はコンフィデンシャルな情報として世に出回ることはありません。どういった提案資料が作られているのかなどはもってのほか見る方法はVCとしての立場か、業務提携をする企業担当者などに限られます。そうした意味では、ある程度成長した未上場企業の情報は大変価値があるものと考えられます。
「FUNDINNO」では、株式交換による投資を募るという特性からWEB上に募集企業は自社の魅力や強みを惜しみなく公開する必要があります。
その中でもとても共感性が高く、非常に分かりやすく、投資したい!と心を動かされたプロジェクトを紹介します。
町工場発医療系ベンチャーが挑む!新素材の模擬臓器「VTT」で世界の手術技術を底上げ
こちらのプロジェクトは、8930万円の出資獲得を成功させました。
プロジェクト紹介ページには様々な情報が掲載されています。
市場の拡大予測を示す画像です。
表現方法もシンプルで見習う点が多いですね。
以上獲得の流れを端的に示した図です。アイコンをうまく活用して直感的に見やすいデザインとなっています。
競争優位性についての書き方や表現方法には学ぶところが数多くあります。
ビジネスモデル図解を使用された、ビジネスモデルの表現です。
優れた図解テンプレートを活用して皆さんもビジネスモデルの図式化にチャレンジしてみましょう。
一般的な資料だと横表示になることが多いマイルストーンですが、縦読みのWEBならではの縦型マイルストーンです。売上高とアクションがわかりやすく図示されています。
これらの情報が無料で見られるかつ、投資も出来る素晴らしいサービスです。
いかがでしたか?
クラウドファンディングには、投資以外に様々な活用方法があることをお伝え致しました。