Contents
はじめに
今回のTIPSでは、エクセルのFORECAST関数を活用して、将来の売上予測を自動計算する方法を紹介致します。
将来の売上予測をする時に過去の傾向から割り出すといった算出方法を考えたことはありませんか?意外と考えれば考えるほど計算方法が思い浮かび進まないといった経験があるかと思います。そこで、今回はエクセルの基本機能である、「FORECAST」関数を活用することでそのあたりを自動化したいと思います。
FORECAST関数を使用することで次のような予測を自動で出力することが可能になります。
いかがでしょうか?
数字的にも直感的にニアリーな数字になっていることが分かります。
FORECAST関数はこのほかにも季節要因などを加えることが可能ですが今回のTIPSでは最も一般的なFORECAST関数の使い方を紹介致します。
FORECAST関数とは
FORECAST関数では、回帰直線を用いて数値予測を行います。
回帰直線を用いた自動数値予測となるため、直線的な数値予測に限定されます。
変動要素が少ないデータ分析においては有効といえます。
逆に変動要素が多い不確実な数値予測には適さない為、複雑なデータポートフォリオを有した数値にはTREND関数のほうが有効な場合があります。
関数の使い方
非常に簡単な説明となりますが、FORECAST関数は次のようなイメージで関数を組み上げます。
=FORECAST(今回対象とする期間、対象とする売上推移範囲、対象とする期間範囲)といった書き方になります。
今回の例だと、=FORECAST(K$8,D10:J10,D$8:J$8)といった関数をK9セルに入力しK9:013セルにコピーアンドペーストしましょう。
最後に
非常にシンプルなTIPSですが、数字の推移から自動で予測してくれるFORECAST関数を使いこなすことで直感では気づけない着地見込みを算出することが可能になります。
是非活用してみてください。
関連記事について
【EXCEL】UNIQUE関数を使って、重複しないデータを抽出し売上管理を楽にする方法
エクセルを学ぶならこれ!
4時間のエクセル仕事は20秒で終わる
マクロを仕事で使うための、ポイントのみを押さえた省力的で効率的な学び方。これが、本書のコンセプトです。マクロを完璧にマスターする必要はありません。専門用語は暗記しなくても大丈夫。時間もミスも大幅に削減できるマクロの再利用法を解説。