和久井健先生が描く『東京リベンジャーズ』に学ぶ、最高のPDCAサイクルを回す方法

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今回のTIPSでは、和久井健先生による漫画「東京リベンジャーズ」から学ぶ「PDCA」サイクルの回し方について紹介致します。

東京リベンジャーズ

現在、アニメでも絶賛放送中の「東京リベンジャーズ」を見たことがありますか?

「タイムリープ」「不良」「友情」「恋愛」といった、最高のエッセンスが盛り込まれた胸熱で、今最も注目している漫画が『東京リベンジャーズ』です。

現在、2021年5月31日時点で全22巻まで発売されていますが、一気に読み切ってしまえるほど本当に面白い漫画です。

本当に未来を変えてしまう現代版の自力ドラえもんとでも表現出来るかもしれません。

過去に帰り未来を変える、タブーとされる過去いじりをテーマとした壮大な異色の不良漫画です。

東京リベンジャーズの構成骨子

ネタバレ防止のためにも簡単に説明するとこの漫画は次のような構成で進行します。

ざっくりと言うと、主人公である花垣武道こと「たけみち」が、かつての恋人である橘日向こと「ひな」をタイムリープを繰り返し、過去を変えながら、「ひな」が死なない未来を作る物語です。

タイムリープ出来る条件も限られており、とあるトリガーをキッカケにタイムリープ出来る仕掛けになっています。タイムリープ(現在→過去、過去→現在)する方法は1つしかなく、その絶対条件を毎回満たす必要があります。詳しくは是非本編をご覧ください。

ちなみに現在、コミックシーモアやブックライブなどで第一巻は無料試し読みが出来るようです。(公開期限はそれぞれ異なると思いますのでお早めに!)

とにかく、タイムリープをする度に目まぐるしく現在が変わります。どうにもならない現実や意図せぬ変化など、見どころ満載です。

PDCAサイクルの秘密

そして、この物語から学べるPDCAサイクルは天晴れでした。
これほどまでにPDCAサイクルを具体的に学べる良著があったかと疑うほどに、豊富な刺し口で学ぶことが出来ました。

物語の基本進行は検証と反省です。

たけみちは未来を知っているからこそ過去に戻り様々な一手を打ちます。しかし、未来を知っているだけで実際にその場を変える力があるわけではありません。

それでも未来を変えるために、過去を変えるために全力でぶち当たる。その為に自身も強くなりながら検証と反省を繰り返します。

この、自身が強くならなければならないという点にリアリティーを感じます。

どれだけ未来が分かる知識があっても実現するための実力が無ければどうしようもありません。

この漫画は、PDCAサイクルの流れで実力をも身につける心意気を教えてくれます。

実際に行われているPDCAサイクルの流れ

簡単にその流れを説明すると以下の通りです。
■START
→とてつもない問題が発生する(PROBLEM、問題発生)
→問題の原因を検討する(ACT・PLAN、現在)
→実際にやってみる(DO、過去)
→結果を確認する(CHECK・ACT、現在)
→改善策を検討する(PLAN、現在)
→実際にやってみる(DO、過去)
→結果を確認する(CHECK、現在)
→他の原因を探る(ACT、現在)の繰り返しです。

上記を簡単に図式化したものが次の図です。

過去と現在を行き来しながら毎回新しい課題を持ち帰り、状況を冷静に分析しながら周辺分析を行う。そして次のミッションを設定して解決に向かう。この繰り返しこそが本来実行すべきなPDCAサイクルだと考えています。

上記のように簡単にフローとしてまとめると簡素に見えますが、この間には様々な葛藤が存在します。

それこそ、自身では乗り越えられないミッションだと言い聞かせその重役から逃げようとする瞬間も多数出てきます。

しかし、本来のミッションを思い出ししっかりと向き合う姿に感化されること間違いありません。

個人的にはキングダム以来の胸熱で勉強になる良著だと思います。

番外編

こんな感じで、過去に帰っては活躍して浮かれる「たけみち」も魅力満載です(笑)

いかがでしたでしょうか。まだ読んだことがない方、見たことがない方は是非チェックしてみて下さい。アニメや漫画から学べるビジネス論は本当に数多くあります。今後も紹介出来ればと思います。