金融庁が預金取扱金融機関に対して、「セルフアセスメントツール」を配布し、8月末を目途に回答を求めてたのは、周知の事実だ。しかし、金融庁が金融機関が求めるものの背景や狙いについては、なかなか理解されていない。本稿では、連載第54回に引き続き、本ツールにおける質問の背景や考え方のポイントを整理する。今回は「資産管理」「アクセス管理」「データ保護」「監査証跡(ログ)の管理」の項目について、今後の金融機関におけるアセスメントツール活用の在り方を取り上げる。
対外的に説明しやすいKPI(指標)の簡単な作り方TIPS