モデルナ社を生んだ「東海岸」、シリコンバレーとは異なる「エコシステム」とは?

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mRNAワクチンの開発で一躍有名になったモデルナ社は、ハーバード大学で幹細胞の研究に携わっていたDerrick Rossi博士らが2010年に創業した新興企業だ。マサチューセッツ州ケンブリッジを拠点とするベンチャー・キャピタルのFlagship Venturesから出資を受けて誕生した。まさに、ボストン・メトロポリタン・エリアが生んだイノベーションの申し子といえる。東海岸のシリコンバレーともいえるこの地域のエコシステムには、一体どのような特徴があるのか。また、イノベーションが活発な西海岸のシリコンバレーとはどう異なるのか。筆者が今年8月に訪れた現地での聞き取り調査を踏まえて考えてみたい。